テープ起こし・翻訳サービス 大阪事務所

パンフレット翻訳 訴求力と共感力の「過剰」

time 2024/08/15

英訳されたパンフレットにおいて、「翻訳」という行為は、マーケティングの手段にはなりづらいです、というお話です。

 
日本語のパンフレットを英語に翻訳する際、

訴求力のある翻訳をしたほうが良いようにも思えますし、読者の共感を呼ぶ表現を用いることが大切であるようにも思えます。マーケティングを意識して翻訳をするということを意味します。

 
これらは、たしかにあるべき論としては正しいのですが、実際には無理があります。

 
訴求力を持たせるというのは、原文に訴求力がないことが前提になります。翻訳時に訴求力を持たせると(というとても抽象的・感覚的なことができるのであれば)、それは原文から大きく逸脱していることを意味しますので、慎重な判断が必要です。

そもそもの話ですが、翻訳うんぬんの前に、日本語パンフレットに訴求力が不足していると感じた場合は、そのまま翻訳を行うのではなく、クライアントや原文の作成者と相談し、原文自体を見直すことが望ましいのではないかと思います。

 
「共感を呼ぶ表現」という点についてですが、これはマーケティングやPRにおいて重要な要素であることは間違いありません。ただし、翻訳の本質はあくまで原文の意味や意図を正確に伝えることであり、意訳が過剰になると、原文の趣旨が失われてしまうリスクがあります。原文に忠実でありながらも、ターゲットとなる読者に適した表現を「選ぶ」バランスを取る必要があります。この「選ぶ」というのが重要です。

 
総じて、パンフレットにおいて最も重要なのは、製品やサービスの特徴を明確かつ正確に伝えることです。翻訳がそれを支援する役割を果たすべきであり、過度に意訳に頼ることで原文の意図が歪められることは避けるべきです。翻訳はあくまで原文を支援するものであり、原文自体が持つ力を最大限に引き出すことが求められます。

 
 
マーケティングの観点で言えば、日本語のパンフレットを翻訳するのではなくて、「英語のパンフレットを作る」のが賢明だと思います。

日本語のパンフレットは一般に日本人向けのものであって、それを英訳しても、日本人向けのものを英訳したパンフレットです。

これは普通のことであり、とても正しいものです。それをよりマーケティングの観点で捉えれば、海外の顧客ターゲットを明確にして英語のパンフレットを一から作ることで、その顧客たちにフィットした、あるいはフィットするであろう英語のパンフレットが作れるのではないかと思います。

 
弱点としては、時間コストと金銭コストが跳ね上がるのと、そのターゲットにフィットするかどうかなんて、フィットするかしないかの結果が出てからしか分からないため、そういう面ではリスクがありますので、本当に必要かどうかを精査したうえで判断したほうがいいのかなと思います。

 
 

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