看護の学問領域で用いられる質的研究。

当社では、その逐語録作成からコード化・カテゴリ化まで一貫して作成し、お客様の研究材料をご準備いたします。

一言一句そのまま文章化：
質的研究の入り口であるインタビューの逐語録を作成します。

以下のそれ自体意味を為さない「ケバ」と呼ばれる言葉をカットし、それ以外は、話した通りに文章化を行います。もっともスタンダードな逐語録の作成方法です。

1.「あのう」や「そのう」などそれ自体意味を持たない感嘆詞
2.「〜ですね、〜ですね、」のような語尾の口癖
3.「たとえば〜、たとえば〜」、「要するに〜、要するに〜」などの口癖

状況の表記：
沈黙しているときは　（沈黙）、悩んでいるときは　（悩む）　など、発言はしていない箇所でも状況を表す必要がある箇所は、状況を表す表記を行います。
当社が想定しているデフォルトの状況説明の表記は以下の4つです。

（沈黙）（悩む）（笑う）（うなずく）

これらはお客様の求めにより異なりますので、質的データをどこまで必要とするかにもよってまいりますので、ご依頼いただく際に、「こういった場合は、こういうふうに記載してほしい」など、ご指示ください。

ワードまたはエクセルで作成：
逐語録はワードまたはエクセルで作成し、お客様に納品いたします。

原則、ワードの場合は「発言者・発言内容」、エクセルの場合は「通し番号・発言者・発言内容」を表記します。（下記サンプル参照）

その他、ご希望がございましたらお申し付けください。

ワードの逐語録サンプル（PDFが開きます）

エクセルの逐語録サンプル（PDFが開きます）

料金表

完成した逐語録をもとにコード化・カテゴリ化：
コード化・カテゴリ化は、事前に設定したインタビューの目的（お客様が本インタビューで明らかにしたいこと）を元に行います。

インタビューの目的ごとにコード化・カテゴリ化を行いますので、これが2つある場合はコード化・カテゴリ化原稿を2つ、3つある場合はコード化・カテゴリ化原稿を3つ作成します。

分析目的について：
コード化・カテゴリ化方針のために、以下のいずれか、または両方をご案内ください。

１，インタビューの目的（明らかにしたいこと）
　何を得ようとインタビューを行ったか、という事前に設定した目的です。
　例：終末期の患者家族は、自宅で看取りたいと考えているのではないか
　例：看護師の心身のストレスの解消方法は一定の規則性がある。

２，インタビューイが発したこの言葉は「〇〇」という意味、などの基準（言葉集）
　例：「大変さ」やり甲斐と心身への負担双方の意味
　例：「静かに」穏やかにの意味

お客様がインタビューで導き出したい、あるいは導き出したかったものを事前に当社にお伝えいただくことで、ある程度、お客様が意図したコード化・カテゴリ化に近づきます。

こちらでも触れています。

質的研究（看護の領域）のインタビューにおけるバイアス

逐語録のニュアンスの見えなさがコード化に影響

コード化・カテゴリ化のサンプル（PDFが開きます）

作成の流れ：

１　インタビュー音声や動画をお送りください。

・インタビューシートなど資料がありましたら、合わせてお送りください。
・（沈黙）など、指定の状況説明表記がありましたら、ご案内ください。

↓
２　逐語録の作成

逐語録を作成します。

↓
３　コード化・カテゴリ化

完成した逐語録を元にコード化・カテゴリ化をしていきます。

↓
４　完成原稿のご送付

コード化・カテゴリ化された完成原稿をメール添付（エクセル）でお送りします。

料金表

インタビューの目的（明らかにしたいこと）が1つの場合

インタビューの目的（明らかにしたいこと）が2つの場合

インタビューの目的（明らかにしたいこと）が3つの場合

無料見積もり送信のメリット：
○ご希望納期が長期である場合、料金表よりも安価になる場合があります。
○内容によって、料金表よりも安価になる場合があります。
○お急ぎの場合にも対応いたします。
○見積もりは無料で、下記から送信するだけです。
○送信完了後、24時間以内（土日・祝除く）にお返事いたします。